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今日の午前中は、故ナセル大統領によって遂げられた大偉業、アスワン・ハイダムを見学。
このダムのお陰でナイル川の氾濫はなくなって、灌漑などにより飛躍的に農業の生産が向上したとのこと。また、現在その発電でエジプト全土の電力をまかなっているほか、シリア、パレスチナなどの近隣諸国への輸出も行っているとか。 一方で、化学肥料の多用につながった、多数の神殿の移築が必要になった、ヌビア人が強制移住させられた・・・などマイナス面も相当あったとのこと。 上流には世界最大の人造湖ナセル湖があります。 スーダンが何年か前にヘリ攻撃をしてきたことがあるそうで、厳重な警備がされていました。 船に戻って休む暇もなく、今度はボートに乗ってイシス神に捧げられているフィラエの神殿へ。 この神殿は、ダム建設によって水没する危機にあったため、現在の島へ移転されました。 湖から岩がのぞいているところ・・・もとは、あの場所に神殿がありました。 こんなに大きな神殿を移築するのは、本当に大変だっただろうなあ! (akiはカメラを向けると、こんなふうにポーズをとってくれます。manaの影響?) * * * 午後は帆船(ファルーク)でヌビア村へ行きました。 わーい、ヨットだあ! ヨットが好きな私は、大喜びで写真を取り捲る。 ん?あれは何? と思うまもなく、あっと言う間にやってきたのはカヌー。 なんと手で漕いでいます。そして船にしがみついて、歌を歌い始めました。 私たちがバクシーシ(チップのこと)を払うと、あっという間に船から離れていなくなってしまいました。 ヌビア村に到着。このヌビアの地方には独特の文化があります。 ヌビア人の方のおうちにお邪魔させてもらい、水タバコ、ヌビア風のパン、糖蜜、パプリカ・チーズなどを味見させてもらいました。 水タバコって、ただの飾りものじゃなかったのね。 また、ヌビアの家庭では小さなワニをペットとして飼うのが幸運につながるということで、みんなで触らせてもらいました。 帰りに砂漠自然公園に立ち寄る。 わー!らくだがいっぱいいるよ! もちろん、乗ってみました〰 眺めはいいけれど、らくだが立ち上がったり座ったりする動作が大きいので、乗り降りはちょっとこわかったです・・・。(時間がなかったので、お散歩はせず。) 目の前に広がる砂漠。 子供たちは予想通り、砂遊びに夢中。子供たちにとっても夢のような場所ですもんね。 砂漠の砂をおみやげにと、少し袋に詰めました。 旅行4日目、予定通りの観光は一応できたのですが、実は主人とmanaのおなかの調子がすこぶる悪くて・・・。恐れていた下痢になってしまったのです。 水は、もちろんペットボトルのミネラルウォーターしか飲んでいないし、カットフルーツや生野菜も食べないように気をつけていたし、歯磨きだってミネラルウォーターでしていたのに。どこでどう菌をもらってしまったのか分かりませんが、どうやらおなかの調子が悪いのは、ツアーメンバーのうち我が家だけの様子。 manaの度々の「おなかが痛い」「トイレに行きたい」に付き合うのは、なかなか大変でしたが、そんな状態でもmanaは本当によく我慢して頑張って観光しました。 ああ、少しは薬が効いてくれるといいのだけど。
by y_mintgreen
| 2007-01-19 09:37
| 旅行
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