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子供たちが最も楽しみにしていた海遊びの日が、とうとうやってきた。
しかしながら、私たちは宿のあるカシスの海ではなくて、その隣町のラ・シオタの海へ行く。 シオタには砂浜があると聞き、石浜よりも遊びやすいかもしれない、ということで。 カシスからシオタへは、朝11時までしか開いていないという崖の上のドライブコースを通って行きました。途中、いくつか絶景ポイントが。 シオタからカシス、そしてマルセイユまで20kmにわたって続く断崖。 そして、この断崖に囲まれたところに美しい入江(カランク)があります。 青い海と白い岩肌とが対称的で、本当に美しい。 あ、あんまり崖っぷちへ行かないで! ひょおおおお~!こわいじゃないの~!危ないよお! さて、シオタの海。 プライベートな感じの小さな入り江を見つけました。 が、行ってみると、あらら、石浜じゃない!砂浜は別の場所らしい。 でも、まあいいか。この日はここで遊び、翌日は砂浜を見つけてそちらへ行きました。 その砂浜なんですが、“砂”といってもやっぱりすごーく小さい粒の石でした。 でも、まあいいか(笑)。子供たち、喜んでるし。 海で食べるアイスクリームは、一段とおいしいよね。 “海の家”で食べた新鮮な魚介たっぷりのサラダ。 ワインが一段とおいしく感じられるのも海のせい? それから、“カランク巡り”もやりました。 私たちが申し込んだのは、約1時間でカランクを5つ見るというコース。 この美しい崖の上の方を、あのドライブコースから眺めていたんですね。 manaは船頭に立ったりして、気持ちよさそうに風をきっていました。 ところで、カシスで泊まった宿ですが、私たちが泊まった部屋はメゾネットになっていて、子供たちは、ハシゴで上るこの屋根裏のような小さな部屋をとても気に入っていました。 子供たちが遊び疲れた日にはご飯を炊きましたが、宿のレストランでも食事をしました。 ナスのパテは私の大好物! それから、“イカのトマト煮込み”、“いわしのロールグラタン”。 私たちが「とってもプロヴァンス的!」と言うと、給仕のお兄さんが笑ってました。 美味しいもの続きでもう一つ。 カシスの町を散策したときに食べたお昼ご飯。海岸沿いのレストランは賑わっているけれど、なんとなくあまり気が進まず、裏通りのお店へ。 地元の人が集っているだけあって、安くて、新鮮な魚介類を食べさせてくれるお店でした。 主人と分け合って食べた鯛のグリル。これが驚きの美味しさで。 その秘密は、取り分けてもらった身にかけられていた上質のオリーブオイルと“塩の花”。 塩の花とは、結晶が大きくしっとりしたミネラル分の多い塩です。 ちょっと絞ったレモンの酸味、そして食べるとジャリっとする塩がアクセントに。最もシンプルで、感激した一皿でした。ブラボー! (以来、うちで焼き魚をするときには、食べるときに“塩の花”をつけてます) 見るもの食べるもの、すべてに感激の連続。ああもう、私はプロヴァンスの虜。
by y_mintgreen
| 2007-10-03 21:58
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